mojama(モハマ)との出会い
この写真は私(店長)がモロッコでマグロ関係の仕事をしていた時の会社の食堂での一コマです。
実は私が初めてmojama(モハマ)と出会ったのはこのモロッコのSIDI IFINI(シディ・イフニィ)という海沿いの街だったのです。
左奥に見えるのがこの会社の社長、スペイン人でムルシアのSAN PEDRO DE PINATAR(サンペドロ・デ・ピナタール)というこれまた海沿いの町、の出身です。
ある日、社長が目の前の市場から活きの良いカツオを1本仕入れてきました。そしてそれをおもむろにさばき、塩をまぶしたり何やらゴソゴソやってます。。。
そしてそれを食堂の中に紐で吊るしました。
「何それ?」
「mojamaだよ、知らないのか? しばらくここで乾燥させたら出来上がり。これはマグロでもサバでもつくるよ。一番ポピュラーなのはマグロだけど、ここの市場では手に入らないから、カツオで作ったけど、これももちろん美味しいよ。うちの地元では大きな工場を持ってる会社もあるよ」
「ふうん。。。」
その後2週間くらいでしょうか、あまり記憶は定かではありませんが、カツオは固くなっており、どうやら食べごろのようです。
ナイフで薄く切って食べてみると、、、「!」
ほど良い塩加減、魚の旨み、味が凝縮されていて、刺身等とはまた違った味わい。
ビールやワインとの相性抜群で、あっという間にみんなで食べてしまいました。
現場の船乗り、漁師、ダイバーなどに聞くと、長期航海の漁船ではよく作って食べてるとのこと。そういえば、日本の漁船でも作ったりしていると聞いたことがありました。(H)
オリーブオイルとの相性抜群のマグロジャーキーです。