San Sebastian(サン・セバスチャン)のピンチョス その2
サン・セバスチャンの市場(Mercado)です。
市場と言っても一般の人が買いに行ける市場、Mercadoです。
ちなみにプロ(Mercadoの魚屋さんや水産会社など)が行く市場はスペイン語だとLonjaと言います。魚市場だとLonja de Pescadoresですね。
こちらSan SebastianのMercadoの入り口です。
おばあちゃんがイワシを捌く絵もあったりします。
中に入ると早速見つけました。
からすみや、魚介類の缶詰など売っているお店です。早速カラスミやモハマやORTIZ社の商品を見つけ大興奮?
上の写真をよく見るとProductos de BARBATEと書いてありますね。これはスペインの南の港町のカディスのバルバテ(地名です)という所の商品です、という意味です。このバルバテは土地柄マグロの定置網漁でマグロが豊富に水揚げされる場所で、マグロの身の塩干、モハマやマグロのカラスミなどで業界では有名です。
下の方の真ん中の左に見えるのがマグロのからすみです。その右がマルーカですね。
その上に見える白い箱はBerberechoという貝の缶詰めで、原料の水揚げが少なく貴重なことからかなり高級品です。レモンのしぼり汁をかけてそのまま食べるのが一般的です。
そして缶詰め、ビン詰めです。シーチキンと呼ぶにはちょと気が引けてしまうくらい丁寧に作られているビン詰めのマグロの油漬けや、よく知られたヒルダという名のピンチョスに使われる青唐辛子の酢漬けなどもあります。
当店のツナ缶はこちらです。
そしてこういうお店はオリーブなども一緒に売っていたりします。
日本に入ってきているのはほとんどマンサニージャ種ですが、スペインでは色々な種類のオリーブの実が売っています。
最近スペインのオリーブオイルによくある、ARBEQUINA(アルべキーナ)の身がありました。下の写真の真ん中の茶色い小さな身がアルベキーナです。
アルべキーナのオリーブオイルはフルーティーですけどやや強めで青々としていてスパイシーで苦みのある感じですが、身の方も本当にそんな感じの割と強い感じの味でした。
見ているだけでも色々あって楽しいですね。
市場なので八百屋さんや魚屋さんも
八百屋さん、こちらは市場の外です
タイトルのSan sebastian (サン・セバスチャン)のピンチョスから外れてしまいました(笑)
今回は行く先々で市場を見て回ることも目的としていました。ここサンセ、他にバルセロナ、バレンシア、ムルシア、カディズ、見てきました。いずれこちらのブログでご紹介したいと思います。
次回はまたサンセのピンチョスをご紹介します!